インタビュー

生産計画を立て、コントロールする“司令塔”。

営業部 生産管理係 係長

河合 一希

自分の指示で現場を動かせるやりがい。

受注内容にもとづいて生産計画をつくり、自社工場、お客様、外部の仕上げ業者とやり取りをしながら計画通りに生産が進むよう管理するのが私の仕事。現在、マツバラには4つの生産ラインがあります。それぞれのラインにおいて生産量と生産に要する時間を決めて、その通りに進むようにコントロールします。例えば、「今日は8トン(の溶湯が)出ます」という場合は、その8トンを4つのラインで効率的に生産できるプランを組み立てていきます。言うなれば、司令塔のような役割を担います。難しさもありますが、自分の考えで工場全体を動かすことに誇りとやりがいを感じています。



みんなにとっての最適解を探す。

生産計画を立てる上で意識しているのは、全体最適を図ること。生産現場である工場の社員にも考えがあります。どうしたら現場の要望が叶えられるか、現場がやりやすくなるのか、それを考える必要があります。スムーズに進められるよう、日頃から現場の社員とは密にコミュニケーションを取るようにしています。とはいえ、現場の意見ばかりを聞いているわけにもいきません。お客様からも「この日までにお願いしたい」など、様々な要望をいただきます。さらには、生産管理の担当として私自身の考えもあります。それぞれの想いや考え、立場などをうまく調整して、みんなにとっての最適解を探すよう努めています。簡単な業務ではありませんが、こうした調整も生産管理の醍醐味の一つだと言えます。



大きな達成感を得られたプロジェクト活動。

以前、造型機の入れ替えを行ったことがあります。そのプロジェクトメンバーとして、入れ替え作業に携わりました。ミッションは、3ヶ月で新しい造型機への入れ替えを完了させること。3ヶ月の間、入れ替えを行うラインは稼働させることができません。しかし、その分の生産を止めるわけにもいかない。さあ、どうする?という状況でしたが、稼働しないライン分の生産を、稼働するラインを活用して(通常の生産も行いながら)半年のスパンで実施する体制を構築しました。お客様の状況も完全に見通せない中、先々の影響にも配慮して調整を行いながら、無事にミッションを遂行ことができました。普段担当している生産計画と近い部分はありますが、難易度はうんと高かったです。それだけに大きな達成感がありました。


Profile

営業部 生産管理係 係長

河合 一希

2011年に新卒で入社。大学では経営学を学ぶが、教授のすすめでモノづくり業界へ。就活中に多くの工場を見学する中、マツバラの工場の迫力に衝撃を受ける。

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