「賞与の手紙」

「賞与の手紙」

12月4日(月)

 今週も始まりました。皆さん、頑張っていきましょう。週末もバタバタと公職の会合があったり、会合の近くのお取引様を訪問してきたりと動き回っていましたので曜日感覚は全くないのですが、ともあれ月曜日です。頑張ってまいりましょう。今週は、先週のトラブルの影響もあり、再びこのような事態に対応できる、また雪の影響による生産トラブルにも対応できる等、様々なトラブル対応が出来るようにするための在庫の確保の意味なども含めて久しぶりの5日間操業です。今日から工場は動いています。そして、今朝は数字を聞いていませんが明らかに今年一番の冷え込みであることは間違いなく、凍える朝からスタートしました。

 さて、本日は賞与支給に関する説明文書を書かせていただきました。既にブログでは記入していますが「横ばい」という結果に至った説明文です。2021年の冬の賞与総支給額と比較しますと、数字上は23.8%の上昇です。人数も若干増えていますので正確な数字ではありませんが、平均すると2割程度支給額を増額していることになります。一方で、直近の11月の販売重量は一昨年と比較しますと約20%減少しています。つまり、工場の稼働は2割近く減っていますが、賞与は2割増えているということです。また先日の新聞で、大騒ぎした今年の賃上げは全国平均で基本給、年齢給、昇格昇給等基本給レベルの増額平均で8920円程度と書いてありましたが、当社はベースアップ(全員一律アップした金額)でその金額を超えています。基本給の増額平均を数字化しますと、様々な誤解を社員さんたちに与えますので、ここでは示しませんが、ベース分だけで平均を超えています。また、昨年度の有給休暇の取得率も平均で95%を超えています。人手不足が叫ばれる昨今ですが来年の夏までに16名の新たな人財(内5名は既に入社済)が入って来る予定で(実習生含む)、その平均年齢は20代前半です。本当によく頑張っていると思います。

 この週末、多くの社長様たちとお話をしました。金属加工の社長様は6割以上が減っているそうです。建築材料を卸されている大企業の社長様は対前年で1月~3月までの住宅着工は3割近く減少しているそうです。生コン関係のお仕事をしておられる社長様(お二人)は口を揃えて、過去に経験のない景気の悪さと話されました。世界的な設備メーカーの社長様は「設備投資が全く動いていません、良い国が一つもない」と話されていました。鋳造協会の役員会ではベトナムで4割生産量が低下しその他の国では平均3割減少しているといった報告がありました。この国は、こうした情報が全く国民に流れてきません。メディアもこうしたニュースは購買意欲を無くし、広告収入も減るので困るのでしょう。政治家は支持率の低下になるのでしょうね。そんな時代の中でも、マツバラは成長しています。前述受注は2割減っていますが、売り上げは若干ですが増えています。様々な面でのコスト低減(改善)も進めています。故に、こうした事態の中でも昇給、賞与(約25%の維持)、有給取得率95%とその仕組みを支える増員というのが出来ています。しかし、時代はさらに悪くなっていきます。各自が自覚し、自責の念で改善をしていかなければ現状維持すら難しい時代です。こうした厳しい時代の中でもマツバラは歩を前に進めています。一人ひとりが精進していきましょう。

 こんな内容の手紙を書かせていただきました。(一部朝礼で補足した内容含む)今週もしっかり頑張っていきましょうね。「精進・精進」本当に寒くなっています。気を引き締めていきましょうね。

社長 松原 史尚

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