「ありがとうございます」

「ありがとうございます」

1月26日(金)

 「有難うございます。本当に助かります。」携帯で話しているのに、深々と頭を下げて立ち上がってお礼をしている。そして「いくらでもやらせていただきますから」と続いた。嬉しさがにじみ出るような姿勢で、営業の係長が話している所に出くわした。私も、嬉しくなってきた。「どんなにたくさんの注文をもらったのだろうか」。電話が終わるまで待って、「お~、どうしたどこからの追加注文なの?」、そう聞いてみると。パレット一杯にならない中途半端な受注量をパレット一杯となるようにお願いする事が出来たという話でした。もちろん、こうした小さな受注の追加が大切なことで、有難いことだとは感じていますが、これほど大袈裟に喜ぶことかと感じたのです。しかし、こうした姿勢こそが本当に大切なのだと改めて気づかされました。この営業係長は、時々大ホームランを打ちます。それは、こうした姿勢から生まれてくるのだと思います。私だけでなく、恐らくお客様自身も「大袈裟な」と感じたかもしれません。それ程の喜び方でした。見えない相手に立ち上がって、深々と頭を下げる心も必ず通じているでしょう。何よりも、これほど喜んでくれる人はまた喜ばせたくなるのが人の本性である気がするのです。彼が人に好かれる、お客様に好かれて、時々大ホームランを打てるのも、彼を喜ばしてやりたいお客様が彼のために上司と掛け合ってくれているおかげなのかもしれませんね。

 景気が全業種的に良くありません。彼の担当先はいち早く大幅減産になっている商品の再見積もりを提出することを認めてくれたようです。この時期に大きな受注追加を頂けているお客様もあるようです。2月も厳しい状況ですが、落ち込む農業機器分野にあって彼の担当先は追加の受注があったようです。「感謝の心に福が寄るのですよね」、本当に改めて大切なことに気づかせていただきました。感謝する心、ここから全ては始まるのですよね。

 おかげさまで幸せな気持ちで今週も終えることが出来ます。本当に有難うございます。

Everybody has a great weekend.

社長 松原 史尚

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