「役員会経営会議」

「役員会経営会議」

2月8日(木)

 役員会経営会議が開催されえました、1月は正月休みが含まれているために受注量は必然的に落ち込みます。年末年始の長期連休があり、ここでしかできない修繕工事も入ってきますから修繕費もかかります。また、先日も綴りました価格のスライド制度の影響を受けて逆風となりました。こうした影響を受けまして下期に入って初めての赤字転落です。その中でも、改善を進めてくれておりスライド制度による逆風が継続する中でも、2月は黒字転換できる目途が立っています。しかし、操業度は65%強ですから、たいしたものだと思います。素晴らしい改善能力です。マツバラはすごい。

 さて経営会議では、様々な懸念材料が出てきています。そのほとんどが、自力では何ともならないようなことですが、対応策を講じることは極めて重要です。導線、特に大きな線が手に入らなくなってきています。昨年から既にその傾向はあったのですが、どうやら震災で深刻さを増しそうです。お客様からの悲鳴として、納期が全く守れない会社が増えてきているようです。導線の問題と言い、この納期の問題と言い、根本はここ数年の不況下の中でのサプライチェーンの弱体化が主要因です。本日の日経新聞にもありましたが、大手製造業は好調ということですが、このまま中小製造業を放置しておくといつの日か、ボーイングのような事態になる気がします。スクラップ(材料)の汚れが進んでいます。こうした材料を継続して溶解し続けると、特に重金属は残留しながら濃度を増していきます。元旦に北陸で起きた地震により、更に耐震強度の見直しを迫られるでしょう。そうすると更に鋼材に強度を求めてクロムなどの合金濃度が増えてくることになるでしょう。厄介なことは、30年以上前に取り決めた微量元素の含有量が製品規格に含まれており、これ以上濃度が高くなると、その規格に抵触する可能性が出てきています。そもそも論で言うならば、その昔、材料が非常に鉄の純度が高く、こうした合金系の微量元素がほとんど含まれていなかった頃に作られた規格なのですが、その頃に生産していた製品と比較すると既にこうした微量合金の含有率は10倍以上に跳ね上がっています。そう聞くと驚きますが、0.0数%から0.数%といった話であり、もしもこの変化が製品性能に悪影響を及ぼすのであれば、既に問題は表面化しているはずです。現状で何も問題となっていないということは、ほぼ問題ないのです。我々、鋳物のプロからしても何ら問題ない話です。されとて、現状の改ざん、偽装問題がここまで社会的な課題になると、人々が神経質になり、こうした本来どうでも良いような話によって物が作れなくなってしまう可能性もあります。これはある意味善いことですから、そうならないように決め事を変えておく必要がありそうです。まだ、ある程度余裕があるうちに、鋳造協会などでこうした微量元素の管理についての新たな見解を出し、現状の規格を変えなければなりません。どうであれ、決まっている以上は絶対に遵守されるべきなのが決め事ですから。ここも協会にも働きかけてしっかり手を打っていきます。

 こうした課題も経営会議で共有しながら、打てるべき手を迅速に打っていくことも大切です。経営会議では、各部門、まだまだ踏み込めるアクセル代があるとのことで、部門長それぞれが対策の進め方を発表してくれました。日本の強さは中小企業の強さです。本当に。必ず、輝く時が来る。毎日があっという間に過ぎていく、今が楽しいですね。みんないい顔しているよ。今日もありがとう。

社長 松原史尚

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