「中間報告」

「中間報告」

4月19日(水)

 毎月2回各職制の皆さんから活動報告をしてもらっています。月次の報告と次月に向けての取り組みといった内容です。以前は1回だったのですが、報告のための報告になってしまう傾向があり、報告の数日前から目標に対する報告するための振り返りをする。結果手がついていないようなこともあり、都合よい言い訳を考えてその場を乗り越え、そして報告が終わればまた忘れて同じことが繰り返していく。これは今から数年前のことでしたが、この報告を、中間報告を入れて2回にしたことで格段に行動が変わりました。その結果、多くの成果を残すことがきました。過去数年何かしらの経済的なネガティブが続き、良い時期(追い風)など吹いたことがない経済環境が続く中では本当に素晴らしいPDCAを回してきてくれたと思います。

 しかし、昨今改善できる点はほぼやりつくし、通常の管理では良くなっていくことが出来ない事態、停滞域に入ってきました。この停滞期を乗り越えるために大きな設備投資をして昨年の目標は全てクリアできたのですが、ウクライナ戦争の長期化、中国の成長抑制を目指す西側諸国の動きなどが影響し、更なる逆風が吹き始めたことで更なる改善を進めなければ前に進めない環境が再び起きています。

 そんな中でも物価だけは上がり続けています。こうした中でも仲間の生活を守っていくために、各職制が懸命に新たな課題を見つけて活動を始めてくれています。今回の中間報告でも非常に楽しみな案件が多いです。また、異常に対する対応も非常に素早くなってきています。今朝も、ある製品不具合を見つけて(実際にはベテランスタッフに教えてもらい)、その対応策について担当者に提案をしましたが、既に手配が済んでおりました。以前は指示を待つ姿勢を感じた基幹職(係長・課長)が自らの自責と捉えて自身で考えて行動していることが本当に嬉しく感いています。本当に「ありがとう」、更なる進化を求めてあと二つ進めて見て欲しいことがあります。急成長をしている基幹職の皆さんなので、お願いしてしまいます。

1.実施した施策を瞬時に仲間(他部署)と共有する

 今回の不具合でも設備的不具合と考えて既に対処施策を立案して行動してくれていますが、一方で技術面からの改善を検討しているチームがあります。その上で、技術陣に聞いてみると設備面での対応を技術チームが理解していないことが確認できました。あちらこちらで対策をすると仮に成果があっても何が真の原因であったかも見えてきませんし、重複して対策することで費用も掛かります。先ずは、情報共有しっかりと進めて見てください。一歩一歩前に進むようにしましょう。ゆっくりのように見えて結果は必ず良い方向に進みます。また、今回のケースで行けば先手を譲る技術陣は他への対応に時間が使えます。別の成果も期待できます。また、出来れば案の時点で共有することも大切かもしれません。お互いの意見を交換することで、どちらが安価に手を打てるのか、またどちらが瞬時に対応できるのかといった検証も重要だと思います。

2.仲間の力を借りる

 これは情報共有も同じことですが、職場内での仲間に依頼をして対策をお願いしていくこと。その折には「何故その施策をするのか」をしっかりと確認して進めてください。また、結果の確認についてもお願いした仲間に対応してもらう工夫をしてみましょう。その上でしっかりと報告をもらうまで仕組みを作ってください。そうすることで、仲間も仕事が楽しくなるはずです。そして、どんな結果でも仲間に「ありがとう」と必ずいうこと。その上で、もしも結果がうまくいったのであれば心から喜びを共有する姿勢を心掛けてください。まだまだ気づいていない課題は多くあります。基幹職の皆さんが、こうした課題に次々取り組んでいけるような仕組みを創ることで成長は加速するはずです。そして必ず「ありがとう」溢れる職場になり、社員満足度は向上していくはずです。

 こうしたメールを打ちながら「ワクワク」しています。言われてやるのでなく、自ら考えて行動してくれる仲間がどんどん増えています。「自責で考えよう」こうした言葉もあちらこちらで聞こえます。益々良い会社になっていく予感です。今日も本当に有難う。

社長 松原 史尚

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