「朝礼当番」

「朝礼当番」

7月31日(月)

 月曜日は朝礼当番です。今週も始まりました。今朝は先日綴った「あいさつ運動」について再度お願いをしました。

 「皆会釈はしっかりしてくれますが、声が出ていません。どうか声を出して挨拶をしましょう。」とお願いしました。工場見学に来たお客様は皆さんがしっかり会釈をしてくれていますので、あいさつの出来る良い会社だから「この会社とお仕事をしても大丈夫であろう。」、そう感じていただけています。しかし、このあいさつに対する表現は「納得・安心」といったレベルです。もちろんそれは大切なことですが、「感動した。」と言ってもらうレベルになり、「この会社と取引しても大丈夫」から、「この会社と取引したい」にまで進化していきたいと考えています。そのためには「感動」つまり、予想以上の素晴らしい事柄にめぐりあったときにはじめて生まれる感覚を、会社を訪れる人たちに感じていただきたい。そのためには、「大きな声で、そして笑顔であいさつできる」ようになったら嬉しい。そんな朝礼をしました。どうか頑張っていきましょう。

 午後からは地元の市長選挙の応援に回りました。わが社のある関市は20代の女性の25以上の人が流出してしまっているのが現状です。このままでいくと僅か30年で70歳以下の人口は半減します。そしておそらくこの流れは加速していき50%になるまでに20年程度になってしまう可能性も否定できません。

 このような状況なので、50年後の関市の人口目標を50%減としている街です。「人口目標 50%低減」。非常に違和感があります。このままでいくと50年後に日本の人口は約35%が減少すると言われています。こうならないために「異次元の少子化対策」と題して、国全体で取り組もうとしているのです。

 こうした中で、全く具体的な策も無く「目標人口 半減」を公言する現姿勢を「継承する」と言っている候補者に対し、ほぼ全ての各種団体が支援の方向で動いている。こうした状況に「おかしい」「いままのままでは大変なことになる」こう叫ぶ人が、徐々に蚊帳の外に出されていく。「既得権益の維持」、大変な戦いになりそうであり、非常に厳しい選挙になる事は間違いありません。しかし、一人また一人と「現状はおかしい、変えなければ」と言ってくれる人たちが増えてきています。そして、仮に「勝てなくてもこうした声を上げることに対する反論として少しでもこうした状況を打開するための施策を市政が打ち始めてくれるようになるだけでも価値はある。」そのように考えて、最後まで「おかしい。現状を打破する」と叫び続けていきたいと思います。そもそもこのような事態になっていることに気づいている市民すら1割もいないでしょう。「少子化だから仕方がない」そう考えているのかもしれませんが、関市は人口減少が少子化によって起きているのではなく、流出による減少が第一原因であるということを先ずは理解してもらう。それだけでも価値があります。

 「この市に工場を移して35年になります」、この先も社員さんが安心して働ける街であり、安心して住み続けられる街であるように、小さな声を上げ続けていきたいと考えます。

 暑い中社員さんたちが頑張ってくれているのに、外に出て走り回っていること、本当に申し訳なく思っています。本当にごめんなさい。ただ「善いことは良い、悪いことは悪い」そうはっきり言える自分でありたいと考えて行動します。いつも何かを始める時には抵抗があったり、馬鹿にされたりもします。しかし、これまでの人生を振り返っても「善悪」の判断は間違ったことはなく「それは大衆のためか、世のためか」の物差しをしっかりと持っているからだと思います。「動機善か私心無いか」、それが私の行動のものさしです。

社長 松原 史尚

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