「安全祈願祭」

「安全祈願祭」

2月5日(月)

 今週は安全祈願祭からのスタートです。1月も終わり立春ですが、今週の初めは特に冷えそうです。体調管理を入念にお願いします。

 今朝の安全祈願祭のあいさつでは先週ブログで綴った、ボーイングとエアバスの差について触れてみました。そして、どうやら日本はアメリカ的な経営が主力になっており、近未来は経済的には良くない方向に行くのではと思うという話をしました。本日、鋳造協会から現状の景況感についての報告資料が送られてきました。覗いてみますと、自動車以外はほぼ全滅で操業度が落ちているようです。そのような中、新聞では大手企業の業績の好調ぶりが報告されることが多いです。貧乏な日本人よりもお金を持っている海外で売る方が良いのでしょうね。豊洲で始まったマーケットでは6千円を超えるような海鮮丼が飛ぶように売れる、3300円の牛櫛が飛ぶように売れるといった報道がありました。その横で千円台の海鮮丼しか食べられない日本人観光客が多くいる姿も報道されていました。いつの日か日本人が海外でしてきたこと、そして海外の人たちが感じたことがそのまま我々に帰ってきている感じです。まさに因果応報、「やったらやり返される」です。しかしながら、全ては循環の中に生かされていますから、いつかの発展途上国とは異なるということを社会はしっかり認識しなければならないと思います。我々は発展途上でなく、衰退期にあるのですから。少子化の話も同じでした。気づいた時には遅いのです。循環の中で、ものづくりを支えてくれている中小企業が消えれば、自身も消えていくことになるのだということを自覚する必要があるのではないでしょうか。社会は色々とありますが、わが社は常に人を大切にし、人の心を大切にして経営を行っていくことも今日のあいさつの中で改めて宣言させていただきました。

 さておき、世の流れを嘆いていて済んでいくのなら良いのですが、そうはいきません。正月休みが重なり、ダイハツさんの調整の影響も受け、加えて1月は全業種的な景気の冷え込みによる調整がさらに進み受注減とスライド制の影響で材料費は上がるが売る値段は下がるという逆風の中での経営となり、その影響で単月の収支は赤字化しています。この先を考えますと、この2月3月が正念場です。ここを如何に引き締めていくか、空けない夜はなし「負けてたまるか大作戦」今こそ皆で力を合わせて更なる改善を進めていく必要がありますね。

 今週も頑張りましょうね。皆さん宜しく頼りにしています。私たちは絶対に出来ますからね。

社長 松原 史尚

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