「商工会議所新年互例会」

「商工会議所新年互例会」

1月10日(水)

 商工会議所の新年互例会に参加してきました。4年ぶりに飲食を伴っての開催です。もちろん私は、飲酒はしていませんが。

 商工会議所の会頭からのご挨拶からスタートしました。会頭の会社はゲームのソフト開発をされる上場企業様ですが、その立ち上がりからのストーリを「起業するとき」という会頭の自書の中で読ませていただきました。創業者の迫力とはすごいものがあり、いつも学ばせていただいています。今回のあいさつの中でも本当にものの見方が素晴らしいと感じました。挨拶のあと少しお話をさせていただいたのですが、「国が賃上げというものを真剣に考え、それによる経済の循環の好転を本当に望むのであれば、2年から3年の限定と絞っても賃上げをした分の所得税・住民税の増額の凍結、法定福利費の増額も企業・個人ともに実施しないくらいの制度改革が必要である。」とか「実際賃上げはしないのだけれども、可処分所得を増やすための方策を社内で展開している」とか、様々なアイデアを頂戴することが出来ました。政治家さんや、官僚さんには正直「私事」でないから、こうした斬新なアイデアが出てこないのだと思います。会食の中での同業社長さんとのやり取りでは「『賃上げ税制』と言っても収益をしっかり上げる大企業向けの施策で、それでは国全体、特に中小企業には拡がっていかない。大企業が、賃上げを進めた中小企業から購入するとポイントが加算されていき、その取引額により大企業の税率が下がるような手立てにすれば賃上げすることで受注が確保出来るので躊躇なく賃上げをすると思う。つまりは賃上げをすることで収益性が高まるような施策が必要ではないか」、こんな話をされる社長さんもありました。

 話される皆さんの話は本当に納得性の高い話ばかりでした。それは皆さん「自責」で話されているからですね。本当に、こうした自責で話す政治家が出るようになってくると国は良い方向に向いていくのだと思います。

 さて、「こうなったらいいな」の話も大切ですが、こうした場所で現状についての情報交換も大切です。やはり製造業は大変な時代を迎えています。また、能登半島地震の影響も既に出始めているという企業さんもありました。目の前の結果をしっかりと認識、そして分析しながら着実に帆を前に進めていく必要があります。マツバラも「負けてたまるか大作戦」、頑張っていきましょうね。

 昨日の初操業は所々でトラブルが起きたようですが、それぞれの職場で「負けてたまるか」と奮闘してくれまして、大きなダメージなく終了できたようです。有難いことです。しかしながら、本日の反省をしっかり振り返り、再発防止への取り組み抜かりなく進めてくださいね。よろしくお願いします。調整日をいかに活かしていくか、しっかり進めていきましょうね。

社長 松原 史尚

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