「現場力」

「現場力」

11月3日(木)

 当社はキュポラを使用して鉄を溶かしています。従って、時間当たりほぼ定量に溶湯が流れ出てきます。如何にこの溶湯を効率的に処理していくかが生産性向上の、また品質面でもカギになります。

 久しぶりに現場に出かけてみると、現場の職制が集まっている。その瞬間にどこかがトラブルを起こした予想が出来ました。今回は大きなトラブルでなかったのですが、それでも主力ラインを30分止めるとのことでした。止まっている間は、他のラインを稼働させることで、溶湯を無駄にすることなく使用していくのですが、それは簡単なことではありません。先ずは、必要とされていないものを生産しても意味がありません。また、必要とするものを生産しても、トラブルを起こしているラインが復帰した後の溶湯の処理効率も考える必要があります。そして、これらをすべて実施して本日必要とされる製品をすべて作り終えなければなりません。

 写真は、井戸端会議のように見えますが、瞬時に判断し、こうした流れを造り上げ、確実にサプライチェーンをつないでいきます。

大したものです、たくましい社員さんのおかげでマツバラは今日も安泰です。

トラブル、しかしそのようなことを微塵も感じさせない、現場力が当社にはあります。

皆さん、今日もありがとうございます

社長 松原 史尚

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