「初心に帰る」

「初心に帰る」

4月2日(火)

 今日は全体朝礼の場所で新入社員の皆さんのお披露目です。一人ひとり挨拶をしていくのですが、大変な緊張感が伝わってきました。それでもしっかり挨拶が出来ました。嬉しくなりました。素敵です。しかしながら足が震えるのでしょうね、当社では毎日「足踏み」をします。本当はラジオ体操等が望ましいのでしょうが、十分なスペースが確保できないこともあるので伝統的に足踏みをしています。足の裏は第二の心臓と言われます。力強く足踏みをすることで、血流がよくなり体操と同じ効果があると父が何処かで聞いてきて、30年ほど前に始めたのがきっかけです。そして、毎朝、皆が心ひとつにして足踏みをすることで心を一つにするという意味もあります。このブログを読んでいただけている方、「何故足踏みをするのか」、どうか理解して毎日実践してもらえると嬉しいです。さておき、足が震えたままで足踏みしますので、新入社員さん、足と手が揃ってしまっています。思わず吹き出しそうになりました。それでもこうした緊張感は大切だと思います。

 新入社員の皆さんが異口同音に話してくれました。「会社の戦力になる」「会社の役に立つ」、本当に嬉しいです。でも既に会社の役に立っていますよ。皆さんの存在そのものが全社員に希望と勇気をくれています。ですから、役に立とうなどと考える必要はありません。ただ、この先ひょっとすると40年を超えてこの会社にいてくれるかもしれないと考えると、一つだけアドバイスをしてみたいと思います。

 私は、自分自身がどんな人生を歩みたいかを考えることこそが大切なのだと思います。「どうなりたいかよりもどうあり(生きていき)たいかです。」私の場合、人生の選択肢は常に「母」でした。母親が喜んでくれるか。人生の節目、節目の選択肢で「母は喜んでくれるか。」「母を悲しませるようなことにならないか。」そう考えていきてきました。それが、40歳を過ぎた頃から、母に加えて社員さんが加わりました。「社員さんは喜んでくれるか」「悲しませるようなことにはならないか」。そんな人生を歩んでいます。どうか、参考にしてみてください。今一度「どうなりたいかよりも、どう生きていきたいか」を考えることが人生を迷わずにいけると思います。

 こうして振り返ると、私自身も初心に戻れます。本当に新入社員さんたちに感謝ですね。そして、大切なことを思い出させてくれました。「喜ぶこと」の大切さです。いつも感謝はしています。でも感謝とは少し異なる感覚です。ただ単純に「嬉しい」と感じることです。最近、心から喜んでいることが少なかったように感じます。どう喜ぶか、そのためには毎日の小さな出来事に有難いと感じることで感謝すると同時に「喜ぶ」という感覚を得ることが大切なのだと教わったことがあります。以前はやっていたのです。「今日、何が嬉しいことだったかなぁ」と。また日々思い返してみようと思います。今日の一番は何と言っても3人が元気に出社してくれて初々しい姿で登壇してくれたことが一番うれしかったです。三人三様で未来の大きな「光」を感じましたよ。どうなりたいかよりも、どう生きたいか。難しく考えることはありません。As you like(あなたらしく) でいいのです。皆違うから、皆良いのです。

今日もありがとうございます。

社長 松原 史尚

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