「役員会経営会議」

「役員会経営会議」

4月9日(火)

 今期はじめての役員会経営会議が開催されています。テーマは3月度実績の評価と4月の見通しです。また、各部門での先期の目標に対する通年での実績も出てきます。

 3月の実績ですが、操業度が67.2%で損益分岐点操業度が62.3%でした。つまり黒字でしっかり終われています。昨年度54期を振り返ると、決して大きな収益は上げられませんでしたが、全業種が低迷している中で、こうして損益分岐点操業度が落とせたことが大きな成果だと思います。皆さん本当によく頑張ってくれました。

 一つには小ロット多品種、つまり高付加価値製品に取り組んだことが大きな成果です。それはつまり難易度の高い製品を多く取り入れたわけで、良品率(歩留り)、生産性も落ちるのは当然ですが、これらの生産数値を大きく落とすことなく生産することが出来たことが損益分岐点操業度を下げることが出来要因と思います。

 しっかりと成長出来ましたが、満足してしまっては成長が止まります。現状を認識した上での今後についても検討しました。今期の反省、というよりも更なる成長を遂げていくために、問題を認識するまでの速度が遅いということ、そして結果的に対策までの速度が遅くなっていく。つまり手が打たれるまでのロスが大きくなっているという点を皆で確認しました。先日の安全委員会でも同じ話をしています。せっかくのパトロールで不安全箇所を発見しても、不安全箇所の報告が委員会で実施されるまでの間、不安全な行動、設備、場所が放置されていてはその間に事故が起きる可能性が十分にあります。故に不安全を発見した、その場で手を打っていくことの重要性を確認しました。品質、生産性も安全に同じです。その他の全てにおいて同じことが言えると考えます。来期は、こうした問題点(課題)の発見速度を高め、迅速な対応で安全、品質、生産性の改善を進めていくことを確認しました。

 4月は久しぶりに操業度が70%を超えていく模様です。ゴールデンウィークの絡む5月も65%を超える操業度が得られそうです。昨日のブログではありませんが、「足るを知る」ということでは十分なお仕事がいただける予定です。本当に、感謝感謝ですね。嬉しい限りです。今期は、昨年度以上に大きな成果が期待できる予感です。「負けてたまるか大作戦」展開していきますよ。皆さん良い年にしましょうね。

社長 松原 史尚

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