「花まつり」

「花まつり」

5月8日(水)

 今日は1日お休みを頂き、地元の自治会の花まつりに参加してきました。お釈迦様が生まれた4月8日を旧暦でお祝いする行事です。お釈迦様が生まれた時に甘露の雨が降ったという言い伝えにより、甘茶をかける風習が始まったと言われ、その歴史は古く平安時代に始まったと言われます。甘茶を掛ける誕生仏はお釈迦様の生まれた時の姿とされて右手人差し指を天に左手を人差し指で地を指しています。7歩歩きこうしたスタイルとなって「天上天下唯我独尊」と話されたとされます。点にも地にも私以上に尊い者はないという意味ですが、この私とは全ての生きとし生ける者を対象として「自分自身」という意味なのだと言われています。お釈迦様という方は本当にすごい人だと思います。生まれたばかりの赤ちゃんが?と想像すると不可思議な話ですが、説かれた意味として本当に大切なことだと考えます。自分自身を大切にすることの大切さ、最近の世相を観るつくづく感じさせられます。また、誕生の折に7歩歩いたとされます。それは生きとし生ける者は六道を輪廻する。その六道から離れて極楽浄土に変えることを目指せという意味だと聞いたことがあります。そのために、お釈迦様は「善いことをして、悪いことをするな」と説かれたのです。善因善果、悪因悪果、つまりは目の前に来ている現実は全て自分自身にその原因があるのだとも言われています。天上天下唯我独尊、この意味も同じく宇宙の中心は自分自身であり、目の前に起きることも全て自分が中心であるとも考えることもできます。いつも私が話しをする「自責・他責」という話です。自責で考えれば知恵が出ます。他責で考えれば愚痴と怒りが起こります。自責で考えることの大切さ、こうした考えで経営をされる人はたくさんいます。そして仏教を根本として経営をしている人が大きな実績を残されています。稲盛和男さん、松下幸之助さん、最終的にはスティーブジョブスも仏教に帰依されたと言います。

 自治会行事、甘茶かけをする子供たちの姿を眺めながら、この先も自分自身を大切にして欲しいと思いを寄せながら、自分自身の経営の進め方を改めて実感させられる一日となりました。ゆっくり時間が過ぎました。良い一日でした。

社長 松原史尚

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