「安全祈願祭」

「安全祈願祭」

12月5日(火)

 本日は安全祈願祭でした。毎月5日(土日の場合は3日)神社の前に集まり今月の安全を祈願します。そして、今日はフィリピンから入社してくれた実習生たちにとって初めての安全祈願祭でした。一人ひとりに近寄り、「神社の前に立ちますが、日本の神様に祈ることはありません。これはあなたの信じる神様に今月の安全を祈る機会です。どうかあなたの信じるものに祈ってください」と伝えました。神主さんからも「月に一度、あなたの信じるものに祈りを捧げる機会としての祈願祭」という表現がされました。ダイバーシティが進んでいきます。こうして、「何故する」ということをしっかり説明することは大切ですね。

 基幹職さんの月次報告の中で、「パワハラ」という表現があり、「例外なく絶対に許されないもの」という表現がありました。私もその通りだと思っています。その上で、安全という見地に立つ時に、時に強く指導することは、熱意(絶対に安全を守る)を伝える上でも大切だとお伝えしました。その時に大切なことは「何故」ということをしっかりと伝えること。これがあるかないかでパワハラになるかどうかが決まるのだと考えます。例えば、前述の祈願祭でも知らなくして神社の前に立たされて、日本の神に祈りを捧げさせられるようなことであれば、レリハラ(レリジョンハラスメント)かもしれません。私は、これまで新しい社員さんが入るたびに必ず同じことを話してきました。「安全こそが最も大切なことです。故にこの機会を通してどうかあなたの信じるものに安全の祈りを捧げてください。皆さんで心を一つにして安全を誓いましょう」と。今日は安全祈願祭という特別な日、その日に「パワハラ」という表現がありましたので、綴ってみました。繰り返します、「パワハラ」例外なく許されるものではありません。ハラスメントとは、人に対する「嫌がらせ」や「いじめ」などの迷惑行為を指します。具体的には、属性や人格に関する言動などによって相手に不快感や不利益を与え、尊厳を傷つけることです。ということで、不快感や不利益を与えることがないことが原則なのです。少々叱られても、本当に自分のために叱ってくれていると思えば、誰も不快には感じません。故に「何故」を常に伝えることが大切です。

 加えて、叱る場合は自身も叱られているという感覚を常に上に立つ者は持つこと。あなたが叱っている相手は私に代わって叱ってくれていると信じています。不安全行動に対して叱っているのであり、つまりはあなたが任された職場で不安全行動が起きているのであり、あなた自身も叱られているのです。ちゃんとしてはいけないことが伝えてありましたか。伝え方は正しかったのですか。その上で自身への戒め感もしっかり持ちながら叱ってくだされば、絶対にハラスメントにはなりません。その上で、しっかり出来たら「ありがとう」と伝え「嬉しい」と自身の気持ちを伝えることも大切です。

「安全第一」今月も無事故で行きましょう。頼りにしています。

社長 松原 史尚

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