「安全衛生環境省エネ委員会出席」

「安全衛生環境省エネ委員会出席」

3月3日(金)

 ひな祭りの週末、皆様にとりまして素敵な桃の節句、そして週末になりますことお祈り申し上げます。

 表題の件ですが、安全委員長に就任して2回目の出席になりました。ここでの委員長あいさつとして、非定常作業を減らすことが大切という話をさせていただきました。

 ブログには良いことも、悪いことも正直に書くと決めています。こういう前振りなので、あまり良いことではないのですが、3月3日になり確定ではありませんが2月の月次決算の数字が見えてきています。その数字が良いものではありません。最も大きな原因が生産性の落ち込みです。

 秋以降の経営的に良い数字がしっかり出ていた頃と比較すると、著しい生産性の低下が数字として表れています。その主要因は設備トラブルです。また、良品率の低下も生産性の低下をもたらしています。

 また、トラブルが起きればその解決のために「非定常作業」が発生します。この非定常作業こそが「重大災害」の最も大きな要因になるのです。この悪循環の兆しが見て取れます。

 1月の新年早々に優先順位として①安全②品質③生産性と社員さんにお話をさせていただきました。したがって安全上の課題については仮に操業を止めるような著しい生産性の低下をもたらす場合でも躊躇なく止めるようにお願いしました。この意思表示は今も変わりません。しかし、優先順位をつけているように安全が良ければ品質や生産性がどうでもよいと言っているのではありません。製造業である以上、①安全を大前提として②品質③生産性がしっかりと追及されていかなければ、その企業に未来はないと思います。特に昨今は、こうした安全、品質、生産性に加えて環境ということも企業の責務として考えていかなければなりません。生産性の低下は、著しい環境面での課題も残します。現実的な数字として、エネルギー効率、原単位の改善では昨今の設備投資による効果もあり、10%レベルの改善効果を維持してきたのですが、一気に2%レベルに低下しています。

 つまり「このままではいけない」ということです。ではどうするか、常に改善は「反省」から始まるべきだと考えています。しかし、具体的に何を反省して何を改善するのかも難しく、私も悩んでいました。しかし、やはりマツバラはついています。素晴らしい改善のための種を見つけました。今日は3日ということで、職制の皆さんから先月の反省と今月の課題(目標)報告が送られてきます。その中で、現場の生産活動をけん引してくれる班長さんの報告にある資料が添付されていました。ここには生産を停止、一時停止、もしくは減速さることになった内容とその原因が全て記されているのです、しかも、それはシートになっており、今期スタートの4月から2月まで全てを閲覧することが出来ます。このシートを各職制がしっかりと把握し、過去トラを反省すること、またこの先同じようなトラブルが起きないためにどうするべきなのかをしっかり振り返ることが出来ます。「記録」「議事録」こうしたことがしっかりそれぞれの職場ごとに残せるようになり、その内容が充実してきたことが昨今の当社の成長だと最近のブログでも書いた記憶があります。是非、全職制が目を通し、反省から改善へと進めていって欲しいと考えます。

 圧倒的社員満足の実現で人手不足社会の部品素材を支え、最高級の顧客満足を創造し、具体的な地球満足実現への使命を果たす。4月以降、わが社の社会的役割もこのフレーズになっていきます。圧倒的な社員満足を実現するために、その大前提は「安全・安心」にある、そして安全・安心は非定常作業を職場から一掃していくことから生まれていく。そして非定常作業が減るたびに品質・生産性が向上し、具体的な地球環境への貢献にもつながっていく。そして、品質・生産性・環境への貢献が、分配の形になりまた社員満足度につながっていく。安全・安心から達成感・承認欲求の実現へ良い循環にしていきましょう。

社長 松原 史尚

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