「社員さんへの手紙」

「社員さんへの手紙」

8月25日(金)

 今日は今月の給与の手紙に同封する社長の手紙を書いていました。少し、その内容を紹介してみます。

 経営状況ですが、継続的に中国の景気低迷の影響を受け続けています。特に機械加工分野が大きく落ち込んでおり経営に大きく影響を及ぼしています。しかし、当社はこれまでに積み上げてきた小ロット多品種への対応技術を活かし、次々に新しい注文が決まってきています。大きな量にはなりませんが、付加価値が非常に高い製品が多く、少しずつですが収益性の高い会社に成長していると感じます。少しずつ成長していく、少し気が長い話になりますがこうして徐々に成長すると、逆に本当に壊れにくい強い会社になると思います。鋳物だけでなく、加工も含めて力強く徐々に成長していっています。ありがたいことです。

 最近、これも繰り返しになり以前にも話したと思いますが本当に社員さん一人ひとりが成長してくれていまして、製造分野でも私があれこれ口を出すことがほとんどなくなりました。嬉しい限りです。最近、A社様からは新規工場が上手く立ち上がらないので応援して欲しいという話がありました。B社様からは、小ロットですがどうしてもマツバラで立ち上げたいので、今少し価格を見直してほしいとう話もありました。C社様からは、グローバル調達の中で小物鋳物の手配が出来ないと、タイへの支援を打診されています。D者様向けの商品も、小物はマツバラさんにとのご依頼で今期12月、もしくは1月には受注が入ってきます。世の中、本当に大変な時代で、この先一層の淘汰の波がやってきますが、新期のお客様、既存のお客様、多くの皆様からこうしてご支援を頂戴できる。そして、こうした依頼に成長している次代を担う皆さんがどんどん応えていく。本当に嬉しい夢のような話です。前回の手紙でも書きましたが、材料の開発も最終段階でしたが、これもどうやら完成したようで品質も落ち着いてきました。その標準化に向けた背景には品質保証部のスタッフの皆さんの奮闘もあったようです。今月審査した改善提案の中でも、その内容が示されていました。全て部署が一丸となって会社の成長を支えてくれています。ありがとう、ただ「ありがとう」です。

 継続して朝礼の場所で一人あいさつ運動を進めていますが、多くの人が声を出して挨拶をしてくれるようになってきました。こちらも嬉しいことですね。ありがとうございます。

 甲子園の慶応高校の優勝、感動しましたね。OBからの応援もありましたが、仙台育英には気の毒なほどの雰囲気でした。しかし、感じることは応援には力がある。それは同時に「思い」にも力があるということです。今回の手紙で伝えたかったこと、30代40代の若きリーダーたちの「思い」が大きな成長エンジンとしてマツバラを引っ張ろうとしています。何やら、本当に恐ろしくなるほどの力です。心から有難く思います。

 今月も素敵な1月が過ごせました。さて、週末です。来週には9月に入ります。まだまだ暑さ続きますが、9月の響きは少し気が安らぎますね。皆さま良い週末をお過ごしください。

社長 松原 史尚

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